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平日は音楽関係の仕事~週末はCDも出す口笛奏者のブログ17年目。月12回更新継続中!


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口笛のコンテスト

先週土曜に口笛吹き連中と飲んだときのことをもうちょっと。

若い子が多かったのですが、特に非常に音楽的やら技巧的なことに興味のある、非常に意識の高い口笛吹きが集まった。
いや、そりゃボーイズ・トークが70%くらいありましたが、やっぱり真面目に口笛やら音楽のことを語っておりました。
その中でも話題の中心がコンテスト。
つまり日本にまともな審査基準の口笛コンテストがない、と。
で、アメリカの世界口笛大会がどういう基準でやってるか?が最近わかって、そのことについて色々激論を戦わせておりました。

んで、たまたまfacebookで、世界口笛大会の審査基準のことと、どうあるべきか?みたいな話に結構コメントが立っていたこともあり、今まで口笛のコンテストに全くエントリーしたこともなく、あんまり興味もなかった僕も少しくらいは興味を持った。

そういうところにコメントを付ける人って、ストイックに口笛を吹いてる人が中心で、だからこそそれなりに思うところもあるのだろうと思います。自分の審査結果に満足してないからってのもあるかもしれないけど、飲み会で言ってた事やfacebookでのコメントを読むと、「うーん、なるほど」と思うこともいろいろあります。

でも、・・・ここからが僕の個人的な意見なのですが、やはり何が問題かって、口笛を聞くこと自体は何年か前に比べて多くなったとは思うけど、
●まだまだ口笛を人前で吹こう!とする人が少ない
・・・・なので、ストイックな口笛コンテストをやってもエントリーする人も、見に来る人も集まらずに、あんまり盛り上がらない
ということだと思う。
なので、まだ口笛の演奏会というかコンテストって、エンタテインメント性を打ち出さなきゃ人が集まらず、間口を広げることはストイックに吹く人と楽しく吹く人が同じ土俵に上がることとなり、何だかよくわからないものになってしまう・・・ということになるんじゃないのかな?と思う。

僕はアメリカの大会に参加したことはないのでうまく言えないんだけど、そこには評価基準があるらしい。で、正しく運用されてるかどうかなんて知る由もないんだけど、その評価基準に則って毎年ウィナーが選出されている。
しかも、行った人はみんな楽しかったって言ってる。口笛はまだまだマイノリティとは言え、世界中から口笛奏者が集まってくる場所なんて、そりゃ楽しそうだ。
・・・それでいいじゃん?と思う。
現在日本には、世界ウィナーが何人もいて、出てないのは成人男子部門だけで、他の部門はみんな日本人の優勝者がいる。
成人女子に限って言えば、分山貴美子さんと柴田晶子さんの二人。
人間的にも女性としても素敵な方々だし、演奏だって僕は好き。
なので、アメリカの大会は僕は全くノープロブレムなの。
彼女たちは世界女王にふさわしい。

例えばビッグバンドで言うと、昔は宝塚JAZZコンテストというのが西にあって、東には今でも続いてる山野ビッグバンドジャズコンテストってのがある。
それらは志向性や評価基準が違うので、同じ演奏をしても勝者が違いました。数あるクラシックのコンテストも同様でしょう。
なのでもしできるなら、アメリカとは別に、日本でも世界から心ある口笛奏者が集まるようなコンテストを開催すればいいんだけどね(しかしその大変さを経験したので軽々しく言っちゃダメなんだけど・・・)。
アメリカ側に審査基準の変更を希望しますとかいう意見も見られましたが、それって内政干渉というか、日本の歴史の教科書変えろ!と言ってる中国や韓国みたいな感じがして、どうなの?と思ってしまいました。
いやなら出なきゃいいだけだし。
・・・まぁそれでも「楽しさ」目当てに出ちゃうんだろうけどね。

でも、口笛を演奏する人の層が、多くの大会を開催できるほど広がってないのです、コレが。で、現在コンテストらしいコンテストがアメリカの大会だけっていうのが問題。だからそこに全てを求めてしまうんだろう、と。

個人的にはコンテストでの重要な要素って、「継続性」と「普遍性」だと思う。
つまり1回こっきりじゃダメで、(毎年・・・とか、何年ごと・・・とか)定期的に行なわれることってのがまず重要。で、開催されるごとに何かが変わるというより、変わらない要素(評価基準の方向性)をしっかり持つこと。
特に、継続させるのは、よほど大きいスポンサーが毎年付かない限り、収支のほとんどをチケット収入と参加のエントリー費用でまかなうことになる。これはなかなか大変です。人を集めようとすると、やはり幅広く人が集まるエンタテインメント性を優先させねばならなくなります。
で、普遍性ということでは、
「あそこのコンテストは徹底的に音楽的かどうかに拘るけど、あそこのコンテストはわりと楽しく吹いてる人が優勝する」
「あのコンテストってとにかくテクニカルな人を評価しすぎだよ」
「あのコンテストはポップスよりクラシックやるほうが点が高い傾向がある」
など、いろんなコンテストごとに、それぞれ「あそこはこういう傾向だ」というような噂話が立つくらいじゃないとダメで、そうなるのが理想だと思うのです。

そう考えると、ストイックな口笛奏者の人たちが望むストイックなコンテストって、結局(今のところは)人も集まらず、あんまり誰も注目しない、地味なコンテストになってしまうと思うのです。
それでもやるならやればいいけど、よほど小さい規模でやらなきゃ継続させて行くことができないと思う。

今一番口笛界に必要なのは、やっぱりスター(できれば若い子!)で、それを輩出するには、コンテストって一番わかりやすいのも事実。だとすると、人目を引く口笛コンテストじゃないといけない。
そうなると、厳格な評価基準もそりゃ大事だけど、ある程度エンタテインメント性を考慮しなきゃいけない。・・・つまり新しく出てくるスターは、「上手くなくちゃいけない」けど、「必ずしも一番上手い人じゃなきゃいけないわけじゃない」のです。これが現状、他の楽器と違うところ。

僕はこれから絶対にコンテストに出ないって決めてるわけじゃないんだけど、今エントリーする気にならないのは、自分の中に一応評価基準ってのがあって、それを自分で満たしてるかどうかってことのほうが興味がある。
それから、僕はクラシックがちゃんと吹けないディスアドヴァンテージがあることと、ポピュラーの楽曲に関しては、少なくとも僕より耳の肥えた審査員をどの口笛大会でも見たことがないってことなのです。

こう言うこと書くと嫌われるかもしれないけど、クラシックはよくわからないのでさておき、ジャズで言うと日本のトップウィスラーの中でも、ジャズの楽曲を吹いてる人はいるけど、ちゃんと「ジャズ」と言えるレベルで吹いてる人は誰も居ない。
ポピュラーのナンバーで、表現力や音色の変化のコントロール、ダイナミクスなどのコントロールが出来ている人は、ごく数えるほどしかいない。
でも、それができたら、演奏することがもっとすごく楽しいと思う。
もしかしたら、コンテストで評価されることより、そっちのほうが楽しいんじゃないか?と思う(僕だけ?)。

だからコンテストの評価基準をどうするのか?を考えるのも大事なんだけど、それと並行してそういうことをみんなで高めあっていく機会も同じくらい大事だと思ってる。
・・・もしかしたらそれが「上手い人が集まるコンテスト」なのかも知れないんだけど(笑)。

今、僕がしたいことって、難解なことじゃなくて、スタンダードを深々と表現力豊かに歌い上げることなのです。これが正しい!みんなそうしろって言ってるわけじゃないですよ。
例えば、アドリブとかどうでもいいので、エリントンの「イン・ア・センチメンタル・ムード」のメロディをいかに「キューン」とさせる音色と技巧で吹くか?とか。

昨晩、青柳誠さん(元ナニワエキスプレスのメンバーにして、「Live image」からジャニーズのミュージカルまで、森山直太朗くんから谷村新司さんまでの音楽監督を務める超売れっ子プロデューサー)とワタミで飲んだんだけど、彼の息子さんが口笛吹きなこともあり、非常に口笛に理解がある人ですが、青柳さんも、「スタンダードを質の高い演奏をすることは器楽奏者としてめちゃめちゃ大事」と激しく頷いていただけました。
「そういうアルバム作るなら言ってくれ!」は社交辞令としてもね。

土曜に飲んだときにNくんが「クラシックを口笛で吹くってのは、口笛音楽をやるんじゃなくてクラシック音楽をやらなきゃいけないって覚悟じゃなきゃできない気がする」って言ってたけど、僕は何となくそれに賛成。
もちろんいろんな形のクラシックがあっていいんだろうけど。
なので、クラシックのようなことはこれからもやらないかもわからないんだけど、口笛とかそういうんじゃなく、万人に圧倒的に感動してもらえる録音物や生演奏をやらなきゃいけない・・・という焦りもあったりするのです。
たぶんそれは僕の場合、クラシックじゃなく、ポピュラーミュージックのフィールドだと思う。

放っておくと誰かがやるはず。
まず自分がやりたいなぁ・・・とか。
そのためには相当頑張らなきゃいけないんだけどね。
by t_yana | 2012-05-23 23:59 | 口笛 | Trackback | Comments(3)
Commented by くちゃ at 2012-05-24 00:58 x
このブログで、太郎さんがまじめに「口笛」のこと語るとは思わなかった・・・

そう言えば、そもそも口笛コンクールの話をしましょうといって会ったんでしたよね。70%というか、80%は延長先生の話でしたが。

いろんな人からいろんな意見聞けたらいいですね。特に今若い人たちが口笛界に入ってきたので、その子たちからも意見が聞けたら良いですね。まあ、話の80%は延長先生の話になるでしょうけど。
Commented by t_yana at 2012-05-24 01:15
> くちゃ さま
まじめに口笛のこと語ると疲れますわ・・・。
次はワタミでの飲む時間も延長しましょう。ちなみに今はそんなアホなことしてませんので、誤解なきよう・・・(汗)
Commented by なかむー at 2012-05-26 22:13 x
この前はどうもです!僕もヒンニュー教シーア派に入信しますw
それはさておき、青柳くんは慶応口笛サークルの準団員ですよ!世の中狭いもんですねー

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